大切な着物は、藍の風呂敷で包む」と昔からの言い伝えがあります。美しい色合いはもちろんのこと、藍染めされた衣類は防虫に優れ、消臭・殺菌・汗もなどにも効果的です。
また、【藍】は古くから肌の傷を治す働きを持つ薬草として重宝され、戦国時代や江戸時代、切り傷が化膿しないように、甲冑の下に藍染めの肌着を着ていたり、鉢巻のように頭部に巻かれていました。そして、丈夫で燃えにくいことから、江戸時代の火消したちが着る半纏や、機関車の窯を炊く国鉄職員の制服などにも用いられていました。
現代では剣道着をはじめとする武道着などに使われています。
主な藍の効能
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消臭効果 |
汗や嫌な匂いを消す効果。 |
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抗菌効果 |
藍から抽出した成分でO157・サルモネラ・MRSAの菌数が低減。 |
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皮膚病への効果 |
アトピー性皮膚炎の抗菌効果、あせもや乾燥肌など |
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防虫効果 |
害虫を寄せ付けず、衣類の保管に藍の風呂敷が使われていました。 |
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コレステロール低減効果 |
藍葉の色素や苦味成分であるフラボノイドにコレステロールを減らす効果があります。 |
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ポリフェノールが豊富 |
活性酸素を除去する働きに優れたポリフェノールがケールや若葉の4倍です。 |
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抗酸化作用 |
ブルーベリーやほうれん草の5倍以上の抗酸化力で |